お取り寄せの達人のオススメ!
小笠原由貴さん(チーズライター・パン教室「ラ・ナチュール」主宰)
黒く焦げた表面と、なめらかとろりで濃厚チーズの生地が美味!
真っ黒に焦げた表面が抜群のインパクト! ここ1年で急激に人気となり、誰もが知るスイーツとなったバスクチーズケーキ。昨夏、都内に専門店が2店舗立て続けにオープンしたのがブームのきっかけかな、と記憶しています。
そのうちの1店舗が渋谷区広尾のBELTZ(ベルツ)さん。バスクチーズケーキは他にも色々と食べてきましたが、その中でも私の一番のお気に入り。もう、何度食べたか分からないくらい楽しませていただいている大好きなチーズケーキです。
バスクチーズケーキとは、その名の通り、フランスとスペインの国境にまたがるバスク地方で作られているチーズケーキ。特徴はなんといっても真っ黒に焦げた表面! 知らないと、“焦がしちゃったんじゃないの?”と思われそうな外観ですが、そのしっかり焼いた表面と濃厚なチーズ生地の相性がぴったり! ずっしり重くてもぺろりと食べられちゃう美味しさです。
上面が黒く焦げたルックスもさることながら、お味も大好きなBELTZさんのチーズケーキ。生地はとてもきめ細かく、中心部分はとろりと流れそうなくらいに柔らかです。ひと口食べると、ふわりと優しくなめらかな口当たり。シンプルで雑味の無い味わいが、濃厚なチーズの風味を引き立て、焦げた部分のキャラメルの様な香ばしさと食感の違いが良いアクセント。見た目は少し小さく感じるかもしれませんが、かなり詰まっていて濃厚なので、食べ応え十分。この大きさがベストだと納得です。
原材料は、ナチュラルチーズ、乳製品、砂糖、卵、小麦粉。それだけ。無駄のない、ごくごくシンプルで削ぎ落された材料からは、その質の良さも伺えます。
食べる時は、冷凍で届いたものを冷蔵庫で解凍して。そして食べる前に10分程、少しだけ室温に置くと、中心のとろりとした食感をより楽しめます。
そのままコーヒーや紅茶とともにいただくのももちろん美味ですが、塩、胡椒、カイエンヌペッパー(バスク特産のエスペレットパウダーなら最高!)等をお好みでパラリ。味の変化も魅力です。また甘さ控えめで濃厚なチーズ感は、赤ワインに合わせても。様々な楽しみ方のできるチーズケーキです。
店頭では6cmの小さいサイズもありますが、中のトロトロ部分を堪能したいなら、こちらの12cmサイズがおすすめ。それにこのギフト用パッケージがまたシンプルでオシャレ! 他にも様々なデザインのパッケージがあるのも嬉しいところ。シチュエーションに合わせて選べるので、何か理由を付けてでも親しい人にプレゼントしたくなる、そんな可愛さと味です。
また冷凍で届くので、多めに買っておいて冷凍庫に常備し、手土産やプレゼントやお返し等、ちょっとした事に使うのも良さそうです。ぜひ一度試してみて下さいね!
小笠原由貴さん(チーズライター・パン教室「ラ・ナチュール」主宰)
旅行会社勤務を経て渡米。ナパバレーやバークレーでの料理修行を通し、地産地消、オーガニック、素材を活かした料理を知る。帰国後、レストランやチーズ専門店で働いた後、パン教室をオープン。Simple & Natural をモットーとするレシピに質の良い食材は欠かせず、美味しいものを求めて、お取り寄せするのはもちろん、国内外の生産者を実際に訪ねている。また、チーズセミナーの講師を務めたり、All About等の媒体でチーズについての記事を執筆。最近では、スウェーデンMATEUS社の食器を販売する“La Table”も運営。
[ウェブサイト] パン教室“la nature”All About チーズガイド
l'Atelier de Nature(ラトリエ ド ナチュール)
酪農ビストロのとろけるチーズレシピ