宇治抹茶モンブランプリン
婦人画報のお取り寄せ

後引く苦味が癖になる、とろける老舗のお抹茶ぷりん。

和風のプリントが施された包装紙を取り外すと、和紙が織り込まれたような、まるでカルタや百人一首の外箱を彷彿させるような品の良い箱がお目見えします。蓋は白を基調としたもので、紙吹雪をイメージする四角い模様が散りばめられています。プリンの入っている箱本体は、朱色に金箔様の模様の入ったもの。紅白の仕様でおめでたい印象。蓋を開けるとプリンが6つ綺麗に並んでいます。深い緑色で、モンブラン風にクルクルと絞りだされた抹茶あんの上には、金箔が散りばめられています。蓋を開けた瞬間に、「なんて高級！」と、ため息が漏れました。2時間の解凍の後、さっそくいただくことに。まずはプリンにトッピングされた抹茶あん。深い緑色のそのあんを単体でいただくと、食感はやっぱりモンブランのよう。遅れて抹茶の香り、そして心地よい抹茶の苦味と柔らかな甘みが口いっぱいに広がります。次に薄緑色の抹茶のプリンを単体でいただくと、濃厚でもっちり、そしてとろけるような口当たり、やや強めではあるけれど嫌みのない抹茶の苦味を感じます。別添えの抹茶密はとろーり甘いんです。そしてこの３つを一度に頂くと、それぞれの役割をうまく果たしてくれるようで、最高のハーモニーを味わうことが出来ます。甘さはかなり抑え気味ですが、渋すぎたり苦すぎたり・・・と、いうことはありません。食後すぐに何かを飲まなくてもあまり気にならないです。返って抹茶の苦味、その余韻を楽しみたい感じがしました。１個の大きさは、一瞬小さく感じられますが、１個いただくと想像以上の満足感が得られます。冒頭にも記載しましたが、箱自体もかなり素敵なものです。見た目も高級で、宇治抹茶の老舗「堀井七茗園」の石臼挽きの抹茶を使用し、着色料や香料など食品添加物無添加の逸品。普段遣いには少し贅沢かもしれませんが、大切な方への贈り物には最適な品物だと思いました。お中元やお歳暮にもいいと思います。