お取り寄せの達人のオススメ!

小笠原由貴さん(チーズライター・パン教室「ラ・ナチュール」主宰)

香りと旨味の絶妙なバランス!なめらかな口どけも極上な秋の逸品

 トリュフバター

「いやもう美味しすぎて倒れちゃうから~!!」と、食通な友人にお勧めされて知ったのが、北海道 ニセコにあるフレンチレストラン、KAMIMURAさんのトリュフバター。

実際にお取り寄せしてみたら本当に倒れそうな美味しさだったので、皆さまへも是非ご紹介させてください。

ミシュラン一つ星も獲得しているKAMIMURAさんは、北海道ならではの上質な海の幸、山の幸を活かしたお料理が魅力のフレンチの名店。

そんな名店の美味が遠く離れた所でも堪能できるなんて、本当に幸せ!と思いつつ今回取り寄せたのは、トリュフバターはもちろん、レストランでは一緒に供されているというポテトフォカッチャも。

冷凍便で届いたトリュフバターは、まるでキャビアの様な缶に入っていて、パッケージから高級感があって美味しそう!

蓋を開けると一面漆黒で、あれ、本当にキャビア?!と思ってしまいそうですが、これは十勝の高品質マッシュルーム「とかちマッシュ」のパウダーだそう。

バターをナイフですくうと、とかちマッシュの黒い層の下にはトリュフバターが。二層になっているのがまた美しいのです。

バターの中には、フランス産のフレッシュトリュフの粒々。そこにイタリア産黒&白トリュフのオイルも加えて品よく香り付けされています。

このトリュフオイルって、多すぎたり質の悪いものだと不快な風味になってしまうので使い方がとても難しいと思うのですが、さすがはフレンチの名店、強すぎず弱すぎず上品な香りで、その絶妙具合に唸ってしまいました。パワーで押して来ないところに、本物の余裕とでも言うのでしょうか、上質感を感じるのです。

食べる時は、まずはポテトフォカッチャを軽くトースト。パンが温かいうちに、室温に戻したトリュフバターをたっぷりとのせて、パクリ。

さくっと軽いフォカッチャは口どけ良く、柔らかなトリュフバターとの一体感は抜群です。

なめらかにスッととけるバターのコクを堪能しつつ、鼻から抜けるトリュフの香りにうっとり。そして厚みのある旨みに、思わず、うま~!と言いつつ倒れそう……!

でも、あれ?この濃厚な旨みは何から来ているの??と思ったら…… なんと!私の敬愛する白糠酪恵舎さんのタンタカが練り込まれているそう。チーズ好き心も満たしてくれるなんて、嬉しすぎる想定外です!

さらに感動したのが、後味の余韻の長さと心地良さ。

食べている時、口の中は洗練された味と香りで満たされるのですが、口の中から消えていったその後も、美味しい余韻がずっと続いてずっと美味しい。ちょっと得した気分になるくらいです。

トリュフバターもポテトフォカッチャも、冷凍便で届いて賞味期限は2か月。冷凍庫に入れておけば、家飲みがいつでもレストランクオリティ!

来客時も、このトリュフバターがあればこんなに心強い事はありません。もちろん、大切な人へのプレゼントや手土産にしても感動してもらえる逸品です。

これからの秋冬シーズンにぴったりな、KAMIMURAさんのトリュフバター。是非一度お試しください。

小笠原由貴さん(チーズライター・パン教室「ラ・ナチュール」主宰)

旅行会社勤務を経て渡米。ナパバレーやバークレーでの料理修行を通し、地産地消、オーガニック、素材を活かした料理を知る。帰国後、レストランやチーズ専門店で働いた後、パン教室をオープン。Simple & Natural をモットーとするレシピに質の良い食材は欠かせず、美味しいものを求めて、お取り寄せするのはもちろん、国内外の生産者を実際に訪ねている。また、チーズセミナーの講師を務めたり、All About等の媒体でチーズについての記事を執筆。最近では、スウェーデンMATEUS社の食器を販売する“La Table”も運営。

[ウェブサイト] パン教室“la nature”
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