セラヴィ・アントルメ(5号)
モンサンクレール

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東京都
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お祝いやプレゼントに贈りたい!あの有名パティシエのコンクール優勝ケーキ


by 平岩理緒 さん (スイーツジャーナリスト)

ここがおすすめ
私が、菓子職人達の世界に魅せられてまだ間もない頃、非常に興味深く読んだ一冊の本があります。それは、『パティシエ世界一 東京自由が丘「モンサンクレール」の厨房から』という、2002年に発刊されたもの。1998年、自由が丘に「モンサンクレール」をオープンし、パティシエという仕事をこれほどメジャーにした立役者のお一人と言える辻口博啓シェフが、職人としての人生、お菓子作りの哲学を語られたインタビュー本です。当時、お菓子のレシピ本ではなく、パティシエがその人生を語る本というのはかなり珍しく、鮮烈な印象をもって読みました。

その中に、この「セラヴィ」についても書かれています。六角形フォルムのプティガトーは、洗練されたシンプルなデザインで、真っ白にフランボワーズの赤という色彩の対比も美しく、「モンサンクレール」のショーケースの中でも、ひときわ目を引く存在です。

このお菓子は、辻口シェフが、1997年の「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」日本代表チームのメンバーに選出されるに際し、前段となった「フランス食品振興会(Sopexa)」主催の「フランス食材を使ったプロのためのフランス菓子コンクール」で優勝した時の作品を元にしたもの。

上品な甘さのホワイトチョコレートムースの中は、フランボワーズにフレーズ・デ・ボワという酸味のある野生の苺を加えた層を中心に、フランボワーズ風味のムースショコラとピスタチオのスポンジとで上下をサンド。カットすると、白い断面に赤や緑の層が現れ、見た目も鮮やか。土台は、プラリネをからめたフィヤンティーヌで、なめらかな口どけのムースと対比をなす、サクサクした食感がアクセントとなっています。

「セ・ラ・ヴィ」(C'est la vie)とは、フランス語で「人生」の意味。フランス人がよく「人生はこういうもの」と、口にする言葉です。辻口シェフ曰く、「『コンクールは人生の縮図』だと思って」、このように名付けられたそうです。

このケーキのアントルメサイズが、「モンサンクレール」のオンラインショップに登場した時には、ついにこの辻口シェフの代表作がお取り寄せできるようになったか!と感慨深く思われました。

母の日や誕生日のケーキとしてもふさわしい出で立ち。アントルメサイズは、上にピスタチオのクリームを絞り、彩りも添えながら、あくまで品のよいデザインにまとめています。冷凍で届くので、そのまま冷凍庫に保存すれば日持ちもして、食べる時に合わせて家の冷蔵庫で解凍することができます。これなら、必要な日の当日にケーキを買いに行くことが難しくても、予定に合わせて取り寄せておくことができますね。こちらの直径15cm以外に、2~3人用の直径12cmサイズもあります。遠方で、直接ケーキを持っていけないご家族やお友達にプレゼントとしてお送りしても、喜ばれることでしょう。

更新日:2018年04月26日

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