お取り寄せの達人のオススメ!
TOMOKOさん(家庭料理研究家)
もはや主役級!こだわりの玉絞り圧搾によるごま油で作ったラー油
初夏のようにぱーっと気温が上がったかと思うと、急に涼しい風が吹き荒れて春らしいといえば春らしい陽気が続きます。こんなすっきりしない陽気の時はスパイスの効いたものが欲しくなりますよね。
こちら油茂製油の「ごま油で作ったラー油」は、そんな気分の時にぴったりの調味料で、伝統製法により丁寧に絞られたごま油に唐辛子・花山椒・桂皮・八角・陳皮・長葱・生姜・ニンニクの8種類の香辛料をじっくり大鍋で溶かし出した手作りの無添加ラー油です。
ラー油と言えば真っ先に浮かぶのが餃子のタレだと思いますが、この「ごま油で作ったラー油」はそれだけではもったいない!と声を大にして叫びたいほど(笑)のスーパーラー油で、まずさっと一振りするだけで八角をはじめとする甘く複雑なスパイスの香りが広がるので、例えばいつもの自宅で作る麻婆豆腐にコレをちょっと加えるだけで、まるで中華街の某有名店のような奥深い本格中華風味に味変します!!
ごま油そのものに雑味がなく、スパイスの風味を引き立てていますが、そもそも油茂製油は製油業として何と350余年の老舗で、いまの22代目当主(すごい歴史!)に至るまで脈々と「玉絞め」とい古代製法にこだわりごま油を製造しています。
「玉絞め」とは大変手間のかかる技法で、ごまの精選から始まり、細かく砕き蒸したものを麻袋に包み、常温で他の製法に比べ小さな圧力でゆっくり搾油するそうです。そうすることで油の風味を損なうことがないそうですよ(1時間以上かけて20㎏の原料から7㎏というわずかな油を絞ります)。
最後に和紙でろ過し終えるまで、最初の工程から4日もかかるとのこと。これだけこだわって丁寧に作るのでその生産量は最大手メーカーの100分の1ととても少ないそうですが、この貴重な「ごま油」でラー油を作るわけですから、美味しいに決まっていますよね。
伝統を守る油屋が作ったラー油。初めは「ごま油で作ったラー油」なんてひっかけ問題のようなネーミングに驚きましたが、玉絞め製法によるごま油作りのこだわりを知ればこの商品名も納得ですよね。
パッと加えるだけで手の込んだ風の本格中華料理の味わいに!ギョーザのタレ、と言わずぜひ味の決め手の調味料として香ばしいチャーハンや炒め物の仕上げに使うことを強くお勧めします♪
TOMOKOさん(家庭料理研究家)
おとりよせネット開設時よりスタッフとして関わり、「お取り寄せの達人」などの連載を担当。平日は中堅サラリーマンとしてせっせと働く、週末限定の兼業料理研究家です!